いよいよ梅雨がやってきましたね。梅雨にモヤモヤすることと言えば、洗濯物の問題・・・雨が降れば必然的に部屋干しの日々です。
今回は、そんな部屋干し対策にもぴったりのランドリールームのお話です。ランドリールームの意味やメリット・デメリット、おすすめの配置を間取り事例を交えて紹介していきます。梅雨時期だけではなく、花粉やPM2.5対策にもつながるお話になりますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
ランドリールームとは?
ランドリールームとは、衣類を洗う・干す・たたむ・アイロンをかけるなど、洗濯にかかわる一連の作業を行うためのスペースです。具体的にいうと、洗濯機や乾燥機、部屋干し設備が設置されるような空間です。その他アイロン台や衣類の収納スペースを設置する場合もあります。
ランドリールームのメリット
ランドリールームのメリットは以下の3つです。
- 洗濯に関する家事効率が良い
- 天気や花粉を気にせず洗濯できる
- リビングなどに洗濯物が干されなくなり、スッキリ暮らせる
洗濯に関する家事効率が良い
洗濯に関する全ての作業を1箇所でまとめてできるので家事効率が上がります。洗剤・柔軟剤などの収納も同じスペースにまとめてしまえば補充もスムーズです。
天気や花粉を気にせずに洗濯ができる
外に洗濯物を干す場合は天気に左右されますが、ランドリールームがあれば年中気にせず干せます。花粉やPM2.5などが気になる季節でも、清潔な環境で洗濯物を守ることができます。
リビングなどに洗濯物が干されなくなり、スッキリ暮らせる
ランドリールームで干せれば、リビングなどの共有スペースで干す必要がなくなります。洗濯物による見た目の乱れや柔軟剤の香りが気にならず、快適に過ごせます。
ランドリールームのデメリット
ランドリールームのデメリットは以下の3つです。
- 設置に面積が必要
- コストがかかる
- 生乾きにしないための対策が必要
設置に面積が必要
通常の脱衣室とは別に、洗濯物を干したり収納したりするスペースを確保すると床面積が必要になってきます。
ランドリールームの広さは、2~3帖ほどが使い勝手が良いでしょう。広すぎるとLDKなど他のお部屋を圧迫したり、お子様が独立されて洗濯物が減った際に持て余してしまうかもしれません。お家全体の床面積や、LDKの広さなどのバランスを見ながら検討しましょう。
コストがかかる
乾燥機・換気扇や除湿暖房設備・収納棚・室内用物干し・洗い物用シンクなど、必要になってくる設備が増えて、コストが膨らみます。これらの設備が全て必要というわけではないので、ライフスタイルにあわせて設備を選択しましょう。
例えば・・・
- 全部室内で干す→室内物干しを充実させる
- 乾燥機と室内干し併用→室内物干しは最低限で乾燥機を設置
- 上靴やユニホームなど汚れものが多い→洗い物用シンクも検討
生乾きにしないための対策が必要
窓の位置をしっかり検討し風が抜けるようにしましょう。また、湿気対策として、サーキュレーターや除湿器を設置する前提で間取りを考えておくと、いざ使ってみて置き場所がない!といった事態を防げます。
内装に漆喰や珪藻土、調湿機能のある壁紙などを採用すると、臭いやカビの防止にも効果的です。調湿機能のある内装材について詳しく知りたい方は、以下記事を参考にしてみてください。
【事例付き】漆喰と珪藻土の違いとは?それぞれの特徴と後悔しないための選び方を解説
おすすめの配置は?間取り事例も紹介!
使いやすいランドリールームにするためには、家のどこに配置するかも重要になっていきます。他の家事や生活の動線と調和するおすすめの配置を、間取り実例とともに3つ紹介します。
①キッチンと洗面脱衣室の近く
キッチンと洗面脱衣室のどちらからもアクセスしやすい位置に配置すると効率の良い家事動線が生まれます。パントリー⇒ランドリールーム⇒洗面室をすべてウォークスルーでつなげた、回遊できる家事動線が人気です。
■[42坪 3LDK] ぐるぐる動線の1階で生活完結、広いデッキでおうちキャンプもできる家の間取り
こちらはキッチンと洗面脱衣室が近く、回遊して家事が効率的にこなせる間取りです。水回りがまとまっているので、1階で家事が完結します。キッチンでご飯の支度をしながら、合間に洗濯物を干したり、ファミクロにしまうのもスムーズです。
ランドリールームにはカウンター収納があるので、バスタオルや下着・パジャマなどを収納でき、洗濯物を畳んだりアイロンをかける作業も楽にできます。
こちらの間取りについて、詳しく知りたい方は下記ページよりご覧ください。
[42坪 3LDK] ぐるぐる動線の1階で生活完結、広いデッキでおうちキャンプもできる家の間取り
②バルコニー(外干しスペース)と隣接
外干しと室内干しを使い分けしたい方には、バルコニーと隣接した位置が便利です。ランドリールームが1階の場合はウッドデッキなどに直接出られるようにし、2階の場合にはバルコニーに出られるようにします。
2階に浴室、ランドリールームを設置すると脱いでから洗い収納するまでを、全て2階で完結する間取りも叶います。
■[41坪 2LDK] 来客から視線の届かない安心感、リビングを囲むウォークスルーの裏家事動線がある家の間取り
こちらはランドリールームと物干しテラスが隣り合った間取りです。洗面・ランドリールーム・ファミクロを回遊でき、ランドリールームからはテラスに直接出られます。テラスは道路側に壁を設け、外から見えにくくしているので、周りを気にせず干せます。
こちらの間取りについて、詳しく知りたい方は下記ページよりご覧ください。
[41坪 2LDK] 来客から視線の届かない安心感、リビングを囲むウォークスルーの裏家事動線がある家の間取り
③クローゼットと隣接
たたんでから収納するまでの距離を短くするため、クローゼット近くの配置も人気です。ウォークスルークローゼットやファミリークローゼットを希望する方におすすめです。
■[36坪 3LDK] 外を眺めてのんびりと過ごせる、人にも猫にも居心地の良い場所がある家の間取り
こちらはランドリールームの隣にファミリークローゼットを配置した事例です。「洗う→干す→しまう」が最短距離で完結します。
また、洗面スペースを別で設置するアイディアもぜひ参考にしてみてください。朝のバタバタタイムに、洗濯をする人と、洗面台で身支度をする人で渋滞するのを防げる間取りになっていると思います。
こちらの間取りについて、詳しく知りたい方は下記ページよりご覧ください。
[36坪 3LDK] 外を眺めてのんびりと過ごせる、人にも猫にも居心地の良い場所がある家の間取り
まとめ
ランドリールームは、家事の効率化を叶える、便利なお部屋です。しかし、しっかりと計画して設置しなければ、逆に使い勝手が悪くなってしまうこともあります。タオルや肌着類などをランドリールームに収納する方も増えています。また、洗剤やハンガー類もどのくらいの量が必要で、どこに収納するのかを考えておく必要があります。メリットとデメリットを考慮し、自分たちのライフスタイルにはどのような形が適しているかを考えていきましょう。
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