家づくり講座

【間取り事例つき】コンパクトハウスとは?メリット・デメリットや間取りのアイデアを紹介

【間取り事例つき】コンパクトハウスとは?メリット・デメリットや間取りのアイデアを紹介

最近物価、高いですよね・・・みなさまもご存じかと思いますが、住宅価格も例に漏れず高騰しています。そんな住宅価格の高騰を受け、注目したいのが、「より効率的にコンパクトハウスを建てる」こと。少し視点を変えて考えると、コンパクトハウスのメリットはたくさんでてきます。

今回は、コンパクトハウスの意味やメリット・デメリット、豊かに住まう間取りのアイディアをご提案します。コンパクトながらも快適に暮らせる家を建てたい!と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

コンパクトハウスとは?

コンパクトハウスとは、機能的で小さい家のことです。コンパクトハウスの大きさに明確な定義はありませんが、延床面積が30坪未満の住宅を指して言われることが多いです。

コンパクトハウスのメリット

コンパクトハウスのメリットは4つです。

①建築費用がおさえられる
②生活費をコストダウンできる
③家事負担が少なくなる
④モノが少なくスッキリ暮らせる

①建築費用がおさえられる

単純に建物の坪数をおさえれば、建物本体の金額をおさえることができます。やみくもに小さくするのではなく「必要な分だけ確保する」を意識するだけで、無駄なスペースを削減できることもあります。

また、土地購入から検討するのであれば、土地の広さもそこまで必要としないので、土地の購入費もおさえられ、固定資産税も軽減させることができます。不要な庭が無ければ、草取りなどの日頃のお手入れも楽になりますよ。

②生活費をコストダウンできる

空間がコンパクトなので、冷暖房が必要な空間をおさえることができ、結果光熱費をコストダウンすることができます。

③家事負担が少なくなる

必要な設備がコンパクトにまとめられることにより、効率の良い家事動線が生まれます。そして掃除をする範囲も限られることから、全般的に家事の負担を軽減することができます。さらに、家の中の移動が短い距離で済むので、老後の生活という視点から考えても住みやすい空間となります。

④モノが少なくスッキリ暮らせる

大きなクローゼットや納戸があると、ついつい入る分だけ物をおいてしまう(増やしてしまう)なんてことは心当たりのある方も多いのではないでしょうか。必要な分だけの収納であれば、必要な物だけをしまっておけるので、不要なモノの見直しなどを行い、スッキリとした住まいをキープしやすくなります。

コンパクトハウスのデメリット

コンパクトハウスのデメリットは3つです。

①防音や視線対策を行う必要がある
②居住人数が多いと狭く感じる
③収納スペースの確保や採光・風通しに工夫が必要

①防音や視線対策を行う必要がある

住宅が密集していて隣家との距離が近い場合、近隣トラブルには注意です。隣家と窓の位置をずらしたり、防音対策を行う必要があります。

②居住人数が多いと狭く感じる

居住人数が多いと、家族との距離が近すぎて窮屈に感じる可能性があります。家族で生活リズムが異なる場合、リビングと寝室の配置によっては音が気になって休まらないといったことも・・・

家族それぞれの生活スタイルをシミュレーションし、プライバシーの確保に配慮した間取りを考える必要があります。

③収納スペースの確保や採光・風通しに工夫が必要

敷地が狭い分、居住空間に面積が割かれ、収納スペースが不足しがちになります。また、周辺が隣家に囲まれている場合、日当たりや風通しが悪くなることがあります。

採光や風通し・収納スペースを確保できるよう間取りを工夫する必要があります。収納に関しては、どのくらいの収納量が必要なのか事前に把握しておくと良いでしょう。

マドリーのコンパクトハウスの間取り実例

次に、マドリーの建築家・デザイナーが、お客様からの依頼で実際に作成したコンパクトハウスの間取りを2つご紹介します。

29坪!気持ち良く風の抜けるL字の家族スペースがある家

1階の間取り
2階の間取り

1階:14.31坪 2階:15.06坪 延床面積:29.4坪

\間取りのポイント/

①1階 ・LDKの空間をできるだけ広く確保できるよう、水回りを2階へ配置。
②パントリーに冷蔵庫や家電を収納しスッキリ!
③1階はトイレ手洗いを兼ねた洗面台を設置。

こちらの間取りについて、詳しく知りたい方は下記ページよりご覧ください。

[27坪〜30坪 2LDK] 余計な壁のないLDKだけの1階空間、気持ち良く風の抜けるL字の家族スペースがある家の間取り図|「madree(マドリー)」

■28坪!床の段差を生かして奥行きや広がりを楽しむ家

1階の間取り
2階の間取り

1階:13.77坪 2階:14.27坪 延床面積:28.04坪

\間取りのポイント/

①一段下がったピットリビングで縦方向の広がりをつくります。
②キッチンとダイニングをまとめてコンパクトにすることで配膳も片付けも楽に。
③光と風を取り込む吹抜けとデッキ
④各階のファミリークローゼットでスッキリ収納!

こちらの間取りについて、詳しく知りたい方は下記ページよりご覧ください。

[27坪〜30坪 3LDK] 毎日の過ごし方に変化をつける、床の段差を生かして奥行きや広がりを楽しむ家の間取り図|「madree(マドリー)」

また、他のコンパクトハウスの間取りも見てみたい!という方は、下記ページを参考にしてみてください。
※30坪の間取りも含まれております。

30坪以下の間取り一覧|理想の間取り図と出会う「madree(マドリー)」

まとめ

坪数が小さくなっても間取りの工夫で、住みやすい空間は作れます!小さいというデメリットを逆手にとって、上から採光ができるプライベート感のある家づくりができたり、変化に富んだユニークな間取りができるなど、広い家にはない魅力がたくさん詰まったあなただけのお住まいになりますよ。

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madree編集部
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