家づくり講座

【失敗しない土地購入のコツ前編】周辺環境や工事費のチェックポイントを解説

【失敗しない土地購入のコツ前編】周辺環境や工事費のチェックポイントを解説

土地や建物の購入は人生で一番高価な買い物になる方がほとんどですよね。だからこそ失敗しないよう、慎重に進めたい・・・しかし、良い条件の土地は即決しないとすぐ売れてしまうなど、土地購入は基本的に早い者勝ちです。条件に合う土地に出会えた時に、安心かつスムーズに購入するにはコツが必要です。

本記事では、気になる土地を見つけた際にチェックすべき周辺環境のポイントや、プラスでかかる工事費について解説します。

気になる土地を見つけた!絶対チェックするべきポイント

気になる土地を見つけた際、必ず確認していただきたいのが「土地の周辺環境」です。どんな雰囲気が住みやすく、自身の生活スタイルに合っているかは人それぞれです。同じ土地でも、人によって気になるポイントが変わります。なので、周辺環境は必ず自分の目で確認してほしいのです。

主に確認してほしい周辺環境のポイントは3つです。

周辺環境チェックリスト

  • 治安や夜道の明るさ
  • 騒音(例:県道沿い、線路沿いの土地)
  • 工場・肥料などの匂い(例:牧場・畑近くの土地、店舗や工場近くの匂い)

昼間は明るく良い雰囲気でも、夜は街灯もなく真っ暗な道だと、子供の帰宅時など防犯面で心配になります。昼間だけでなく夜間(帰宅時間)に、時間を変えて現地確認するのがおすすめです。また、音や匂いなどは感じ方に個人差があるので、必ず自分で確認しましょう。

実際に周辺環境を検討した例

実際にあったお客様からの相談例やマドリースタッフの実例をご紹介します。
まずはお客様の実例です。

悩む女性のイラスト
お客様

畑の隣の土地を検討しているけど、購入して良いものか悩んでいます。

マドリーからは匂い・砂埃・虫害など、畑が隣の土地の場合に考えられるデメリットをご案内しました。お客様は現地を訪れたところ、匂いは気になるほどではなく、懸念材料よりも立地などの条件が上回ったため購入に踏み切りました。

次にマドリースタッフの実例をご紹介します。

マドリースタッフ

気になる土地の近くに独特の匂いを出す工場があり、購入するか悩んでいます。

土地の近くに独特の匂いを出す工場があり、不動産会社からも特記説明事項として案内されました。現地を確認したところ確かに匂いが・・・実際に同じエリアに住む友人に確認したところ、平日昼間に週2・3回匂うようでしたが学校、仕事で外出している時間なので影響は少ないと判断して土地を購入しました。実際に住んでみたところ、匂う時間帯は窓を閉めていれば問題なく、匂っても風向きが変わればすぐに匂いは感じなくなりました。

同じ条件でも人によっては、許容範囲外であれば購入を見合わせることもあります。ネットや不動産会社からの情報だけでなく、実際に見る情報は土地購入の大きな判断材料になります。

土地購入にプラスアルファでかかる工事費

次に土地購入の際に、「土地代」「建物代」の他に追加でかかる工事費について説明します。工事費とは、家を建てるために必要な工事の費用です。

工事費の例は以下のとおりです。

工事費の例

  • 地盤改良
  • 土地の整地(土を入れたり出したりして建物が建てられる状態に整えること)
  • ライフラインの引き込み工事
  • 道路の乗り入れ工事

周辺の環境がよく、条件に当てはまる土地を見つけた!でもちょっと気になる点がある・・・実はその気になる点の解消にはプラスの費用がかかるかもしれません。

実際に工事費を踏まえて土地を検討した例

実際にあったお客様からの相談例をご紹介します。

悩む女性のイラスト
お客様

同じエリアにある平坦な土地よりも、高低差のある土地の方が安い。安く済むなら、高低差の土地を選ぼうかな?

同じエリアの平坦な土地よりも割安!と思って高低差のある土地を検討されたお客様。道路から1m以上も地盤が高くなっており、擁壁を作らないと家が建たない土地でした。マドリーが擁壁について調べたところ、既にある古い擁壁を撤去し新設すると、少なくとも1000万円は必要という試算に!

検討のエリアだと、同じくらいの広さの土地で

  • 高低差あり 1500万円 +擁壁工事 1000万円
  • 平坦地   2500万円

高低差ありの土地だと、間取りに制限も発生し、駐車場からの階段も設置が必要・・・結果、高低差ありの土地は割安ではなかった、と購入は見送られました。もし、ご相談せず購入していたら、理想のお家づくりが難しかったかもしれません。

一概に高低差ありの土地が「悪い土地」なのではなく、お家を建てる際に、その土地だとどんな工事が必要でいくらかかるのかを把握しておくことが重要です。「土地代」+「建物代」+「プラス工事費」+「諸費用」が予算内に収まり、希望の間取りが叶うのならば高低差ありでも、その土地はお客様に適していると言えます。

※諸費用はローンの手数料など手続き関係のお金です。

今回ご紹介した高低差はほんの一例で、追加でかかる工事費は土地の条件によって様々です。不動産会社は土地のプロですが、案内する土地にどんな家が建つのか、そのためにどんな工事が必要なのか、まで想定して案内してくれるわけではありません。ですから不動産会社からの話だけで土地購入を判断するのは避けてほしいのです。

まとめ

土地購入を検討する場合は、必ず現地に行き周辺環境を確認すること、そして、その土地ではどういった工事が必要でいくらかかるのかを把握しておくことが大切です。後編では、土地購入から住宅会社を決めるまでの具体的な進め方や、気になる土地を見つけた時にマドリーを利用するとどういったメリットがあるのかをご紹介しています。こちらもぜひ合わせてご一読ください。

【失敗しない土地購入のコツ後編】購入から住宅会社決定までの流れやマドリーの活用メリットを解説

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madree編集部
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